現在の仕事内容

　地域小規模児童養護施設「さくら」では小学生から高校生までの子ども6人が生活しています。朝食作りや洗濯、掃除など身の回りのお世話をしたり、学習支援を行っています。年齢や個々の性格も様々で、子どもたちが求めているものも違うので一人一人に合わせた支援を行なっていくことが大切です。

仕事のやりがい

　一緒に過ごす時間の中で子どもたちが楽しそうにしていたり、生き生きとした表情だったり、笑顔を見れた時にやりがいを感じます。最近では、他愛ない話から悩みまで色々なことを話してくれるようになりました。日々重ねるごとに、子どもたちの笑顔を見れることが増えている気がします。

仕事をする上で大切にしていること

　子どもたちと一緒に過ごす時間を大切にしています。どんな時も子どもに向き合い寄り添うことで、子どものことを知ることができ、日々の少しの変化にも気づくことができます。

今後の目標

　子どもが児童養護施設を退所するまでの間に自立する能力、知識を身に付けさせたいです。子どもたちに色々なことを教えたり、身に付けさせることができたら、将来の可能性を広げることができると思います。 そのためにも自分自身、色々な分野のことを勉強して引き出しを増やしていき、人として成長していきたいと考えています。

現在の仕事内容

　家庭的な食事を目指して日々作っています。毎日の食事だけではなく、学校行事の遠足、運動会にはお弁当を作ります。栄養面も大切ですが、子どもたちがこれを食べたいという気持ちを優先し、体と心を満たせる食事が提供できる様に考えています。

仕事のやりがい

　何より子どもたちから「おいしかった！」の一言を聞けるのが一番嬉しいです。苦手なものもおいしく食べられたと報告してくれると、うまくできたという気持ちとともに子どもの成長が感じられます。 また料理のことで頼りにされ、色々質問されるのも嬉しいです。

仕事をする上で大切にしていること

　やはりコミュニケーションです。相手に対する言葉遣いや気配りはお互いが気持ち良く仕事をする上で大切だと日々感じます。これは職員だけではなく子どもに対してもです。普段から気持ちのいい会話ができていると、食事に対しても正直な感想を聞くことができます。

今後の目標

　調理実習など食事支援の充実です。将来1人暮らしを始めると考えた時、料理に対して不安を持ってる子が多いです。基本的な調理から始め最終的には予算、献立を決めて1人で買い物ができる様に支援していきたいです。

現在の仕事内容

　心理療法担当職員として、子どもたちの話を聴くなど、心理的なケアを行っています。また、菊水学園には、「おはなししま所」という心理療法室がありますので、個別に心理面接や心理検査を行うこともあります。子どもたちが、少しでも園での生活を前向きに送ることができるよう、保育士や児童指導員の先生方と協力し、サポートしていくのが私の役目です。

仕事のやりがい

　子どもたちは、様々な形で自分の思いを表現してきます。辛い思いをしている子が、わかりやすく泣いているとは限りません。それも、昨日今日のことではなく、これまでずっと抱えてきたものかもしれません。子どもたちと一緒になって悩み、考え、時には笑い合うなかで、表情がほぐれたり、「話をきいてくれてありがとう」「おはなししま所の時間が楽しみ」と言ってもらえることが、一番の励みです。

仕事をする上で大切にしていること

　他の先生方とのチームワークです。心理士としての関わり方に理解を示してくださることで、安心感を持って子どもたちとじっくり関わることができます。また、子どもたちの気になる様子はもちろん、その子なりの小さな成長や良い変化にも気付いてあげられる存在でありたいと思っています。幅広い年齢の子どもたちが生活していますが、困ったときに相談しやすい・話しやすい関係性を、日頃から築いておきたいです。

今後の目標

　まだまだ子どもたちに学ばせてもらう毎日ですが、子どもたちの行動や言葉の一つ一つを見つめ、タイミングを逃さず関わることが出来るようになりたいです。また、その子が何を求めているのか、何を伝えようとしているのか理解するためにも、私自身、もっと柔軟な捉え方や関わり方が必要だと感じています。おはなししま所をはじめ、子どもたちとの関わりが“その子にとって足りないものを満たせる時間”となるよう、心理士としての専門性や人間性を日々磨いていきたいです。